田宮音々・安積彩華
【音々】彩華も私と一緒で、併願でここに来たんだよね。
【彩華】うん。だから入学したばかりの頃は、あんまり行きたくないなと思ってた。
【音々】私も。どうしてこの学校を選んだんだろうって思うことはあった。
【彩華】でも一年通って、今は違うかな。
【音々】そうだね。わたしもそう思う。
【彩華】高校に進んだら新しいことをやってみたいと思っていたんだけど、今やってる生徒会の活動もやってみたいですって先生に話したら、応援してくれて、サポートもしてもらえたから。
【音々】そういうところは、クラスが20人とかの少人数の良いところだよね。先生との距離が、私たちひとりひとりと近いから。
【彩華】勉強も、わからないところがあれば個々に教えてもらえるしね。家でも勉強する時間が増えたし、自分から取り組もうって思えるようになった。
【音々】女子校ってどうなんだろうって思ってたんだけど、少人数だとなんでも全員で取り組む感じが新鮮だった。勉強もそう。
【彩華】放課後いっしょにやったりね。
【音々】わたしは、自分だけじゃ勉強できないけど、友達といっしょだとできるタイプ。だから、今の環境はわたしに合ってると思う。彩華は将来の夢もはっきりしてるよね。
【彩華】将来の夢って想像がつかなかったんだけど、先生に、まずは自分が好きなことを考えてみるといいよってアドバイスをもらって、改めて好きなことを書き出してみたりした。英語が好き、Kポップが好き…。だから、英語と韓国語をマスターして海外で働くのが今の夢。
【音々】そういう話を聞くと、大きな夢を思い描いていいんだって、ホント思える。
【彩華】そうだよ。できない、とか、かないっこないとか思う必要はないから。
【音々】うん。みんなと一緒だと、わたしも将来の夢を大きくもてるな。