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特別養護老人ホーム 白楽荘 勤務

佐藤(旧姓・小形)美穂
2007年度卒業

両親が、 病院勤務の介護福祉士をしていた。
介護というと、大変な仕事というイメージがつきまとう。親が介護に携わっていると、なおのこと、大変さを実感するケースもあるかもしれない。けれど私には、介護職への違和感はまったくなかった。だから、将来のビジョンがはっきりしていたわけではないけれど、介護や福祉のことが学べる二階堂高校への進学は、すんなり決めることができた。

高校卒業の時が迫っても、 先のことを決められずに迷っていた。
そんなある日のこと。担任の先生にある一言をもらった。「実習に行ったところでもあるし、就職先としてエントリーしてみたら?」 それが、今も働く<白楽荘>だった。大変なこともあったはずなのに、実習には楽しかった思いしか残っていない。そうか。そうだ。その手がある。そう気づくきっかけをもらって、面接試験を受けて、採用してもらえた。

介護は、 私には相性のいい仕事だった。
介護という仕事との相性が、私には良かったのだと思う。縁のようなものも感じる。両親を通じて介護という仕事を知っていたから二階堂に進学した。二階堂で学んだから今の職場に出会えた。人にも、環境にも、恵まれてきたと思う。これまで、介護に違和感を感じたことも、大変でイヤと感じたこともない。

あなたにもきっと、 相性の良い仕事がある。
苦手意識を持ってしまうのは損。もったいないと思う。ちょっとやってみただけだと、違うかも、できないかもとイメージしてしまうことはあると思う。でも、ちょっとでも興味を持ったのなら、どんどん挑戦して欲しい。その先に見つかる楽しさもあるから。だから遠慮していることはない。どんどんやってみて。あなたにも、相性の良い仕事と環境がきっと見つかる。私にとっての介護職のように。

[2021.06収録]