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介護福祉士

日比 玲奈
2016年度卒業

世田谷区にある特別養護老人ホームに勤めています。働き始めて2年目です。私の母もずっと介護の仕事をやっていて、毎日生き生きと働いている姿を見て、自分もやってみたいと思うようになりました。二階堂高校へは、福祉の専門的なことも学べると聞いて入学しました。高校を卒業してから、介護福祉士と社会福祉士の両方が目指せる4年制の専門学校に進み、2年生の頃からアルバイトで働かせていただいたここに就職しました。

介護の仕事は大変なことも多いですが、やりがいもすごくあって、私にはあっていると思います。ここでは、基本的に要介護3以上の方を受け入れています。私は今、居室担当として、2名の方を担当しています。一人は101歳の女性で、自立歩行ができなかったのですが、最近「もう一度歩きたい」という夢を持たれていることを知り、リハビリのスタッフと相談して歩行訓練を始めました。もう一人の方は、誤嚥気味で毎日吸引したり辛い生活を送っていたのですが、起床時間を変えるなど生活スタイルを見直すことで、症状がだいぶん改善され元気になってきました。
このように入居者の方一人ひとりの状況や症状に合わせて、ケアをしていかなければならないので、そこが一番大変だと思います。また入居者の方が、ここに来る前にどんな生活をしていたのか、これからどんな生活をしていきたいのか、コミュニケーションを取ることも大事です。

高齢の方が多いので、ここで人生の最後を迎える方もいらっしゃいます。「もしかしたら自分がやっていることがこれで最後かもしれない」って思うと、手は抜けません。看護師やリハビリのスタッフと相談しながら日々工夫を重ね、少しでも快適に過ごしていただけるよう努力しています。時には先輩である母に相談したり、愚痴を聞いてもらったりもします。

そんな毎日ですが、将来は自分が得た経験を生かして、専門学校などで介護の実際や仕事の楽しさを教えていければいいなと思います。最後に二階堂生へのアドバイスとして、実習は大事です。実習先では、スタッフや利用者の方との関わりを大切にして、ぜひ実習を実りあるものにして欲しいと願っています。頑張ってください!

[2022.06収録]