体育教師

関谷　友香
2017年度卒業

教員になって2年目です。 1年目は公立の中学校で体育を教えていました。 今年度から都内の私立高校に移り、体育教師として働きながら新体操の指導をやっています。

4歳の時から新体操をやってきました。 中学3年の時、 東京であったインターハイで二階堂高校の新体操部を知り、 演技を見て 「自分もこの高校で新体操をやりたい」 と思いました。

高校時代は、 ホントに新体操しかやっていませんでした。 千葉県の自宅から通っていたので、新体操の練習を終えたら、帰りの電車の中で勉強をして、 家に帰ったらバタンキューという毎日でした。

高校時代、 いちばん嬉しかったのは2年生の時、インターハイで優勝したことです。 みんなで表彰台に上って、 トロフィーをいただいた時はホントに 「苦しい練習をやってきて良かった」 と思いました。 でも、 3年生のインターハイでは、思わぬところでミスをしてしまい、 決勝に進めませんでした。 あの瞬間はホントに悔しくて、 今でも鮮明に覚えています。 その後に国体の予選があったのですが、 そこで負けたら私たちの代はもう引退なので、 3年間の中でいちばん本気で練習に取り組み、 結果、 国体では優勝することができました。

高校卒業後は日本女子体育大学に進み、 競技を続けました。 コロナ禍のため、練習ができない時期もありましたが、 全日本やインカレにも出場することができました。 大学4年で競技は引退して、 卒業後に体育教師として働き始めました。

体育教師の仕事は新体操とも少し似ていて、やっぱり最初はできない生徒の方が多かったりするのですが、 それが少しずつコツを掴んで上達していって、 最後はできるようになる。 その瞬間の子ども達の嬉しそうな顔を見届けられるのが、 体育教師ならではの醍醐味だと思います。 だから運動が苦手な子でも、個別にアドバイスしたりすることで、 なるべく達成感が味わえるように心がけています。

これからも体育教師として働きながら、 新体操の指導もさらに頑張っていきたいと思います。

［2023.05収録］