令和5年度がスタートしました。

　本校では4月8日（土）、令和5年度1学期始業式を行い、生徒たちは新しい学年での学校生活をスタートさせました。

　工藤校長は新年度にあたり、あいさつの中で一日の秒数になぞらえ、「1秒たりとも無駄な時間を過ごさないためには、時間を有効に使い、自らが成長できるよう努力を継続することが重要」だと述べ、「新たな環境に早く慣れ、目標の達成に向け充実した毎日を過ごしてほしい」と期待を込めました。

　続けて、教職員着任式や担任・学年付の紹介、今春活躍した新体操部、フットサル部の表彰が行われ、新体制で臨む令和5年度の新たな一歩を踏み出しました。

　保護者の皆様におかれましては、前年度同様、今年度も本校の教育活動に変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年度1学期始業式「校長講話」（抜粋）

　令和5年度が今日から始まりました。まずは進級おめでとうございます。

　中学校の始業式でも進級おめでとうと言われたと思いますが、高校での進級はそれぞれの科目を履修し習得したことが認められての進級ですから重みが違います。進級に伴い新たな環境に早く慣れ、目標の達成に向け充実した毎日を過ごしてください。

　春季休業中の宿題の一つは社会に目を向けるでした。世の中の何に興味を持ち何を考えましたか。私は、賃金が上がらないのに物価は上がる。この現象の背景について少し考えてみました。総務省小売価格統計調査を見ると、値上げした商品は数千点に及び、例えば、食パン1キロは435円が500円に、卵1パック223円が265円に、そして食用油1キロが287円から498円に値上げされたと表示されています。その背景には、原材料価格の高騰やロシアによるウクライナ侵攻、そして円安などの原因があるようです。この状況を乗り切るためにまずできることは地道な節約です。2点目の家族とのコミュニケーションを図るはどうでしたか。対面での話し合いや意見を交換できた人は新たな発見があった事でしょう。

　最後に、一日は86400秒です。1秒たりとも無駄な時間を過ごすことがないようには、少し無理がありますが、平等に与えられた時間を有効に使い、更なる高みを目指し自らが成長できるよう努力を継続することが重要です。

　明日は入学式です。参列する在校生は心からお祝いの意を表しましょう。

令和5年4月8日
日本女子体育大学附属二階堂高等学校
校　長　　工　藤　公　彦